ワクチンを接種して病原体への免疫を作ることで、感染を予防し、万が一感染してしまっても重症化を防ぐ効果があります。当院でも以下のような各種予防接種に対応しております。
当院で実施予定の予防接種
当院では下記の予防接種に対応する予定です。
定期予防接種(国の制度)
- HPV(子宮頸がん)2価4価9価
- 風疹第5期(定期予防接種)
- 高齢者用肺炎球菌
任意予防接種(中野区の制度)
- 男子HPV
- 風疹抗体検査およびMR予防接種
- 帯状疱疹
※在庫の確保が必要なため、予防接種は完全予約制となります。
予防接種の説明
インフルエンザワクチン
インフルエンザの流行は11月下旬から始まり、1月~3月にピークを迎えます。ワクチンの効果の持続期間は接種後5か月程度で、効果を得られるまでに2週間程度かかりますので、流行が始まる半月以上前に接種しておくことがおすすめです。当院でも接種を行っていますのでお気軽にご相談ください。
肺炎球菌ワクチン
日本では肺炎は死亡原因の上位に位置しており、そのうちの9割が65歳以上の高齢者です。
肺炎の原因として多いのが肺炎球菌によるもので、この細菌は風邪、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などから合併して感染することも知られており、65歳以上の方は肺炎球菌ワクチンの接種が奨励されています。
現在日本では、ニューモバックスNP(23価)、プレベナー13(13価)、バクニュバンス(15価)の3種類の肺炎球菌ワクチンがあり、そのうちニューモバックスNPは65歳から5年ごとの定期接種の対象となっております。当院では3種すべてのワクチンを取り扱っております。他の2種は自費になりますがそれぞれメリットがありますので、ご希望の方はご相談ください。
子宮頸がんワクチン
主にヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が原因となります。20~30歳代の女性が感染して発症することが多いのですが、近年では40歳代の女性の発症も増えてきていることが報告されています。子宮頸がんの予防のために対象年代の女性にワクチン接種が推奨されています。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹はピリピリとした痛み(神経痛)と赤い水疱が体の一部に現れる疾患です。水疱などが治った後も痛みが続く帯状疱疹後神経痛などの合併症が起こることも知られています。ワクチンを接種することで、発症や発症後の重症化予防、帯状疱疹後神経痛を起こりにくくする効果が期待できます。接種は50歳以上の方が対象です。