循環器内科とは
循環器内科は血液の循環に関係する器官(心臓、血管など)を専門的に診療しています。主に心不全、心筋梗塞やその原因となることが多い動脈硬化、心臓のリズムに異常がおこる不整脈、心臓の逆流を防ぎ効率的に血液を送り出す弁に異常を生じる心臓弁膜症などの疾患に対応しています。命に直接関わる重篤な疾患もありますので正確な診断と適切な治療を行う必要があります。
当院では心不全や心筋梗塞などの心臓疾患だけでなく、脳血管障害といった重篤な疾患を招きやすい生活習慣病(糖尿病・高血圧症・脂質異常症など)のコントロールも大切に考え、専門的な治療によって循環器疾患の発症や悪化を未然に防いでいくための診療を行っています。
死因の約3分の1は循環器疾患が占めています
世界の死亡原因では虚血性心疾患が第1位で約16%となっており、日本でも15%弱で心疾患が第2位となっています。また7%弱で第4位となる脳血管障害も循環器系の疾患である動脈硬化が原因となることが多く、双方あわせて約4~5人に一人は心疾患や脳血管障害で亡くなっていることになります。そのため、循環器の状態を健康に保ち、これらの重篤な疾患へと移行していくことを未然に防ぐことが循環器内科の大きな使命です。
以下のような症状がありましたら、当院までご相談ください
- 脈が飛んでいる
- 運動をしていないのに脈が速い
- 脈拍の間隔が異常に長い、拍動が少ない
- 胸部やみぞおちあたりが痛む
- 左の胸部が痛む
- 胸が苦しい
- 左の腕や肩から背中にかけて痛む
- 運動をしていないのに息切れする
- 運動をしていないのにドキドキと動悸がする
- 気が遠くなり意識を失ってしまった
- 手足のむくみが気になる
- つま先あたりが冷たい
- つま先あたりが痛む など
主な対応疾患
心臓血管手術を
受けられた方の
手術後のフォローを行っています
心疾患や血管の疾患で手術を受けた場合はその後の服薬や経過観察などを行うため、通院を続ける必要があります。当院ではそういった方のために退院後のアフターフォローやケアを行える体制を整えております。
術後の血圧管理、抗凝固薬の服薬調整など、回復状態を慎重に確認しながら管理・サポートを行い、万が一状態が悪化した場合にも手術を実施した医療機関と綿密に連携をとってスムーズに治療を受けることができるよう万全の体制を整えております。